半世紀以上毎年、春は千鳥ヶ淵の桜に逢うことが日課ならぬ年課です。私の気持ちが喜びに包まれている春には桜が美しく輝いて咲き誇っているように見えて、悲しさや心配を抱えている春には桜も静かに優しく寄り添ってくれているように感じられます。桜は心の写し鏡。そして今年も満開を迎えた千鳥ヶ淵の桜が写してくれた私の心は、桜を愛でるたくさんの人々のいっぱいの笑顔と笑い声でした。日本語だけでなく、様々な外国の言葉も聞こえてきて、みんなとっても楽しそうで幸せそう。今年は桜以上に笑顔あふれる人々の姿に触れて、心が温かくなっている自分に嬉しくなり、元気もたくさんもらいました。桜が教えてくれる自分の心模様。
あなたにとって今年の桜はどんな桜でしたか?