1月7日は七草粥の日ですね。
もともとは人日(じんじつ)の節句といい、旧暦の正月7日は人の日とされて、その年の運勢を天候で占ったり、一人ひとりを占ったりする「人を占う日」であったそうです。江戸時代になって、七草粥を食べて邪気を払い、一年の健康と平和を祝う日になったとのこと。
新年に入り、一年を占い、健康を祝い、心身共に幸運を迎える行事として、私たちも受け継いでいきましょう。

七草粥は立派な薬膳料理で、お正月に食べ過ぎて飲みすぎて疲れた胃腸の働きを助けたり、体に溜まった毒や邪気を排出する効果があります。
青菜には全体的に胃腸に効能があるものが多いので、七草に限らず旬の青菜を消化よく食べるといいでしょう。
たとえば、七草の代わりにスーパーで手に入りそうなところで、
「みつば・春菊・クレソン・ほうれんそう・だいこんの葉・青梗菜・空芯采」
など、おすすめです。

また、薬膳のお粥の作り方ですが、
米1:水10
沸騰した湯の中に、洗った米(30分位前に洗ってさらしておくと良し)を加えて炊く。
再び沸騰したら、サラダ油(紅花油が良し)を小さじ一杯たらす。
火加減を調節しながら30分炊く。
それぞれ下処理した七草を加える。
火を止めて10分間蒸らす。
塩、生姜、胡椒など味付けは最後に。

というのがざっくりとした説明ですが、私が気に入っているのは、油を「ひとさじ」加えるところ。これは、強運を生み出すお米の「気」を、油の膜で閉じ込めるための儀式です。
運気も上がるお米のパワー!お粥にして体に優しくしつつ、お米本来のパワーは洩らさずにしっかりいただく薬膳の知恵はさすが。

そして、1月7日ってもう終わっちゃったでしょーって思いますが、この七草粥の日は旧暦でみるのが正しくて、2014年の七草粥の日、人日の節句は2月6日(木)になります。
2月4日に立春を迎えてから、2月6日に七草粥。ぜひ、七草とお米の開運パワーをいただいてくださいね。占いも今年は2月6日がおすすめです!

2014七草粥
南青山Essenceの薬膳七草粥のランチをいただきました。

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